単価交渉で大事なポイント

フリーランスのエンジニアにとって、単価交渉は収入に直接影響する重要なポイントです。とはいっても、とにかく単価を上げてほしいと要望するだけではいけません。むしろ、かえって仕事を失ってしまう可能性があるため、クライアントに失礼のない形で行うことが大前提です。

フリーランスのエンジニアにおける単価交渉のポイントは、主に「タイミング」と「信頼関係」の2つと言えます。やはり、しかるべきタイミングで話を切り出すことが欠かせません。それでは、相応しいタイミングとはいつなのでしょうか。

これは、2つ目に挙げている信頼関係とも結びついてきます。簡単にいえば、すでに何度か仕事をして信頼関係を構築できたと判断した段階が理想的なタイミングとして挙げられるでしょう。また、ある程度信頼関係を築いているクライアントから新しい仕事の依頼を受けた時、それも以前より大規模なプロジェクトや重要度の高い仕事の依頼を受けた時がチャンスです。

これらのタイミングを見計らうことで、これからも良い関係を築いたうえでより高いレベルで役に立ちたいと含ませることができます。そのためには、自分の能力に見合った単価をお願いしたいと併せて交渉しやすくなるはずです。

それだけでなく、さらに単価を挙げてくれればより高いレベルで貢献できますという意図を込めることもできるでしょう。単にこの単価設定では満足できないので上げてほしいといった、個人的な事情だけを全面に押し出さないように交渉を持ち出すことが重要になってきます。